2×4工法
家の建築方法の一つに『2×4(ツーバイフォー)工法』とい工法があります。
この工法は、もともとアメリカ(北米)で使われている工法なのですが、
現在は、日本でも2×4工法を用いて、家の建築を行なう人が多いいそうです。
2×4工法の歴史・・・
19世紀初めの北米(開拓時代)に生まれたそうです。
現在では、アメリカ・カナダの木造住宅の90%強がツーバイフォー工法で建てられている
そうです。
2×4工法の名前の由来・・・
2×4工法は、数種類ある規格材で枠組をつくり、その上に十分な強度の合板を釘で打ちつけて、面的な床や壁を造る構造です。
その基礎構造材の中でもっとも多く使用されるのが2インチ×4インチ(1インチは
約2.54センチ)だそうです。この構造材の北米での呼び名が「ツーバイフォー」です。
これが一般に伝わったそうです。
日本での正式名称は「木造枠組壁工法」といいます。アメリカでは「プラットフォーム・
フレーム工法」と呼ばれているそうです。
2×4材の仲間達!
2×4の基礎構造材の他にも、以下のようなものがあります。
②2×6 (ツーバイシックス)
③2×8 (ツーバイエイト)
④2×10(ツーバイテン)
⑤2×12(ツーバイトゥエルブ)
⑥4×4 (フォーバイフォー)
2×4工法と日本古来の在来工法の違い・・・
2×4工法は『木造枠組壁工法』になります。
これに対し、昔から日本の建築にある在来工法を『木造軸組工法』といいます。
2×4工法と在来工法との違いは、建物の重さをどのように支えるかという構造上の
考え方です。
木造軸組工法では柱や梁(はり)という『線』で支えるのに対して、2×4工法では
基礎構造材で作った枠組みに構造用合板を張り付けたパネルで床・壁・天井を構成し、
6つの『面』で建物を支えていきます。
これにより、建物にかかる外的振動などを『面』でとらえ、それを分散するために
在来工法に比べ、耐震力に優れているそうです。
また、木造軸組工法が地域や施工者の技術の違いによって仕上りに大きな違いがあるのに対し、
2×4工法は、ほとんどが国土交通省告示に沿った住宅金融公庫仕様に基づき厳しいマニュアル
のもとでに施工されているため、施工者の技術に関係なく、構造躯体に一定の品質が確保できる
そうです。
2×4工法の特徴
使用される基礎造材やクギ・金物のサイズ・使用方法・使用箇所から施工の手順まで、
きめ細かくマニュアル化されています。また、厳格に定められた作業工程によって、
工期の短縮やそれにともなうコストの軽減があります。
構造材・・・
JAS規格によって厳しく品質がチェックされています。また、使用する箇所ごとに製材品の規格なども細かく定められています。
(JAS規格:日本農林規格のことです。
建築用の木材の場合は、サイズ・強度、含水率などに厳しい規準が定められています)
クギ・・・
使用する箇所、間隔、打ち方、使用本数など細かく明確に規定されているそうです。
また、一度打ち込んでしまうと確認の難しいクギを、確実にチェックできるように、クギのサイズや用途別に1本1本カラーリングが施されているそうです。
2×4工法のメリット
・面で構造を支えているために耐震性に優れている
・耐火性に強い(ファイヤーストップ材を使用した構造)
・耐震性に強い(面構造なので、加重を分散させることができる)
・気密性、断熱性が高い
・大きな空間が取りやすい(柱が無いため開放感のある空間ができる)
・工期が短く、コストが低い
(使用する木材が、数種類の構造木材だけで済むため材料の運搬管理がしやすく、施工面での
工数が少なくてすみ、その分費用のコストダウンと工期短縮が期待できます)
・基礎構造材は規格によって生産されるため、予算により構造の品質に差がでることがない。
デメリット
・開口部(窓)を大きく取りにくく、位置も制限されることがある
・壁で構造を支えているので、壁を取り除くことや位置の変更ができないそうです
・2階の音が1階に響きやすい(対処法あり)
・壁体内が密閉されため、湿気対策が必要(対処法あり)